無人フォークリフト
無人フォークリフト(AFL)導入の特徴
高い安全性
国際規格「ISO3691-4」を取得しており、3D LiDARセンターと安全センサーによって周囲360°の障害物を検知することが可能となり、高い安全性を実現。そのため、有人フォークリフトとのエリアを分けずに倉庫運営ができます。
※LiDARはLight Detection And Rangingの略で、レーザー光で周辺距離を測定する機器です。ガイド不要
独自のアルゴリズムで開発したSLAMを用いて、最新3D LiDERのデータから正確な自己位置を特定します。
そのため、柱に反射板(リフレクタ)を設置したり、床に2次元コード・磁気ガイドを埋め込んだりすることが不要となり、生産や出荷などを止めずに既存倉庫での導入が容易になりました。
AFL制御システム
AFL制御システム「ロボットマネージャー」が複数のAFL作業を管制しており、作業が重複しないように自動的に管理します。
各AFLの作業状況も一目でわかるように、一括管理できます。
3Dカメラによるパレット検出
フォーク下部に搭載した3Dカメラで奥行きも含め、パレット開口部を3次元で捉え、正確にパレットを掴むことができます。また格納する時にはパレット上部などの格納場所の表面を3次元で検出できるため、ネステアなしで直接パレットを2段積みや3段積みが可能であったり、17mの高所でもパレットを安定的に格納できます。
倉庫運用の応用例
コンベア連携
ラインと格納連携
格納
機器連携
台車の牽引
高所保管11m
超高所保管17m
導入事例
日用消費財業界
10台REACHY型AFL使用
15所現場にて100+AFL使用中
自動車業界
21台スタッカー型AFL使用
17台は長めの爪
1台タッガー型AFL
化学業界
6台VNA型AFL使用
7台カウンターバランス型AFL
プラスチック業界
15台スタッカー型AFL使用
BALYO社の事例・予定
AFLは、コンベアを含めた様々な設備への導入及び連携が可能です。
11m高所保管(REACHY)
17m超高所保管(VNA)
グラビティカート
シャトルラック
カンチレバーラック
移動ラック
平置き保管
ドライブインラック
ダブルディープラック
ATL/ATUL
※詳細説明
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グラビティカート
荷物を載せたパレットを傾斜角度のある棚台車に載せて、前方より順次押し込み保管する流動棚
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シャトルラック
レール着きラックの中を台車(シャトル)が走行し、ラック内のパレットを移動させる自動ラックシステム
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カンチレバーラック
前方に柱がなく、片持ちのパレットラック
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平置き保管
商品パレットを直接床に置いて保管すること
じか積み、やじか置きとも呼ばれ、その中で段積みは平置きでパレットを複数段積み上げることを指す -
ドライブインラック
フォークリフトがラックの奥までパレットを格納し、保管に通路幅を設けないため格納量が飛躍的に増加できる棚
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ダブルディープラック
通常1列のパレットラックを2列にしたラック
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ALT
Auto-Truck Loaderの略、積み込み作業のこと
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ATUL
Auto-Truck Unloaderの略、積み下ろし作業のこと