大王製紙グループのダイオーエンジニアリング株式会社(本社:愛媛県四国中央市)は、 GROUND 株式会社(本社:東京都江東区と共同開発した RFIDリーダーを搭載した自律型協働ロボット 『PEER SpeeMa+』と、医療材料を小分し任意のサイズにビニール袋を自動調整・包装・RFID自動貼付も1台で実現する『SpeeMa Auto Pack』をシップヘルスケアホールディングス株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役会長 CEO 古川 國久、東証1部)(以下、「当社」)のグループ会社である小西医療器株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長 小西 賢三)(以下、「小西医療器」)に、2020 年 12 月に竣工した新たな医療材料物流拠点「大阪ソリューションセンター」へ納入しました。
- 大阪ソリューションセンターについて
小西医療器株式会社を主体に、シップヘルスケアグループの関西エリア基幹物流拠点として2020年12月に竣工。業界初の自動物流設備やRFID技術を駆使した自動在庫管理等、様々なメーカーが共同で開発を行い、医療材料供給における新しいソリューションを提案。効率性・生産性の向上に加え、使用消耗品と個々の治療との紐付けによってこれまで難しかった原価管理を含む高度なトレーサビリティを実現。今後もオープンイノベーションの場として継続して進化し、医療現場の様々な課題をソリューション(解決)することで医療の未来を支えていきます。
自律型協働ロボット『PEER SpeeMa+』
特徴
最大 4 セットを対応可能
サイズ | W460mm×L443mm×H1406mm |
重量 | 約 50 ㎏ |
最大積載 | 約 45 ㎏ |
速度 | 最速 1.2 m/s |
稼働時間 | 連続 8 時間 |
充電時間 | 2 時間 |
通路幅 | 1,300mm(双方向走行) 900mm(一方向走行) |
自律型協働ロボット処理フロー
- 情報の受信
管理システムが送信したピッキング情報を『PEER SpeeMa+』が自動受信します。 - 商品棚へ移動
指定の商品までの最短ルートを自律的に判断し、商品棚の位置まで移動します。 - ピッキング
ディスプレイに表示された商品を指定の段に載せると、商品貼付のRFIDタグによりピッキングを認識します。指定の数が載ると次の商品位置へ移動します。 - ピッキング完了
全てのピッキングが完了すると、自動的に仕分け・出荷エリアまで搬送されます。
- 自動個包装・ICタグ貼付機『SpeeMa Auto Pack』
医療材料を小分し、任意のサイズにビニール袋を自動調整し、包装し、RFID自動貼付も1台で実現し、複数サイズ袋を管理・手配が不要、袋の選定、包装、ラベル貼付け手作業を自動化、包装後にトレイの自動交換とトレイと商品データ連携も可能等の特徴があります。
自動包装装置処理フロー
- 自動検量 ㈱イシダ
パッキングする製品の種類・個数に間違いがないか、重量計測によって検品を行います。 - パッキング
あらかじめ設定している大きさにフィルム包装によるパッキングを行います。 - ICタグ貼付
製品情報を書き込んだRFIDタグを貼付けします。 - 払い出し
トレイに製品が払い出されストックしていきます。 - トレイ交換
トレイ内の製品が指定の個数に達すると自動でトレイが交換されます。
- 今後の展開
ダイオーエンジニアリングはRFIDシステムにより、人手不足の問題を解消、誰でも直観的に業務が行える環境構築、効率的なRFIDシステムの導入支援を行います。また、自動搬送ロボット、自動ラベル貼り機、自動ピッキングロボット等を使い、自動的な物流管理が行えます。ロボットを多用することによって、正確な作業を少人数で行うことができます。医療、日用雑貨、アパレルを扱う物流・Eコマース事業者へのシステム導入を目指し、新しい価値創出に向けて事業を展開してまいります。
【製品に関するお問い合わせ先】
ダイオーエンジニアリング株式会社 ICTソリューション部 増田、鈴木、松本
RFID専用ページ:https://rfid.daio-eng.co.jp
お問い合わせ:03-6264-8111
【報道関係者お問い合わせ先】
ダイオーエンジニアリング株式会社 ICTソリューション部 増田、鈴木、松本
RFID専用ページ:https://rfid.daio-eng.co.jp
お問い合わせ:03-6264-8111
【小西医療器株式会社・大阪ソリューションセンターに関するお問い合わせ先】
小西医療器株式会社・ソリューション事業本部 本多・中本
お問い合わせ:06-6916-2660 MAIL: osaka_solution@kns-md.co.jp